糖尿病・高血圧・脂質異常症

これらはいわゆる生活習慣病と言われているもので、慢性経過により動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心血管イベント・腎機能障害などを引き起こすため、定期的なフォローが必要となります。

特に糖尿病は前述の大血管障害と下肢血管の狭窄/閉塞に加え、網膜症、腎症、末梢神経障害と微小血管による合併症を引き起こし、生活の質を著しく下げてしまう恐れがあるため早期からの治療が重要になります。

口渇、多飲、多尿などの糖尿病症状や健康診断での異常、他院で治療していてもなかなかコントロールがつかない場合にご相談ください。個々に合った治療を提案いたします。

肥満・肥満症

まずは現体重の5%減量を目標にしましょう

ダイエットというと10kgも20kgも落として細くなることを想像しがちです。ダイエットの目的にもよりますが、医学的なダイエット(=減量)とは生活習慣病の改善をし、健康的に体重を落とし、疾患の改善・予防が目的となります。

なぜ5%なのか?5%減量するだけで生活習慣病の改善が認められることがわかっているからです。例えば80kgの人であれば4kg落とせばいいのです。
減量を成功させるためには生活習慣を変えることが必要不可欠となります。現代社会は時間の拘束が長く、なかなか自分の思うようなライフスタイルを獲得することが難しくなっています。さらに個人個人で生活習慣は違うため、忙しい中でもそれぞれの形に合った生活習慣の改善を提案していきます。

病院やクリニックに通院中の患者さまにありがちなことに『薬だけ貰えればいい』、『通院しているから大丈夫』というケースを多く見ますが、薬を飲むだけでは根本的な治療にはなりません。変えるべき生活習慣とは『食事』『運動』に加え『セルフモニタリング』です。『セルフモニタリング』とは自身で体重や血圧を測定し、自分の体の状態を把握することです。これらを継続することで新しい生活習慣を獲得し、生活の質を向上することで重大な疾患予防をしていきます。

01

当院では体組成計を導入し、脂肪量、筋肉量を測定することで現時点での体の状態、今後どのように改善したら良いかを提案していきます。栄養バランスを考えずにただ体重を落とすだけでは脂肪と筋肉ともに落ちてしまい、栄養失調のためむしろ病的な状態となってしまいます。栄養バランスを整え、運動を行うことで理想的な減量ができるようサポートいたします。体重に変化なくても筋肉量が増え、脂肪量が減っているようであればそれは良い変化になります。

02

減量治療の効果には個人差があり、なかなか変化が出ない場合も多々あります。
人によっては3ヶ月ほどで減量効果が認められたり、1年経過してようやく変化が生じるケースもあります。大事なことは途中でやめないことです。

内科治療をしっかり継続しても十分な減量効果が得られない場合、外科治療を行っている専門病院へ御紹介いたします。

投薬せず生活改善のみで減量し、その後も体重を維持している例
減量例〜Case 1〜
生活改善するもなかなか減量できなかったが、通院継続し減量効果が得られた例
減量例〜Case 2〜
生活改善+漢方薬使用で一年経過せずに減量効果が得られている例
減量例〜Case 3〜

03

なかなか減量効果が得られない場合には補助的に薬物療法を検討いたします。

04

内科治療をしっかり継続しても十分な減量効果が得られない場合、外科治療を行っている専門病院へ御紹介いたします。

睡眠時無呼吸症候群

ドライバーの事故により社会問題となった睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)ですが、症状があっても未だに多くの患者さまが検査・治療されない状況となっています。当院では積極的に検査・治療を行い交通事故やSASによって引き起こる疾患の予防を心がけています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は大きく分けて閉塞性(OSAS)、中枢性(CSAS)の2種類に分かれます。

閉塞性無呼吸症候群は主に肥満や頭頸部の骨格、上気道の物理的な影響(扁桃腫大など)で起こります。内科的に唯一効果が認められている治療はCPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)になります。扁桃腫大などが原因の場合には外科治療が有効な場合がありますので、耳鼻咽喉科へ紹介となります。脳の機能障害や心機能障害など中枢性無呼吸症候群が原因の場合としてレストレスレッグス症候群や周期性四肢運動障害など特殊な疾患が不眠の原因である場合には専門科への紹介となります。

ここ最近では運転業務の必要な会社は積極的にドライバーの検査・治療を推奨していますので、検査・治療をご希望の方はご検討ください。精密検査が必要な方は近隣の病院へ紹介いたします。

甲状腺・内分泌疾患

バセドー病や橋本病などの甲状腺疾患に対して検査・治療・管理を行なっていきます。

甲状腺疾患は自身の組織を攻撃する自己抗体により甲状腺機能を亢進もしくは低下させることで発症いたします。甲状腺機能が亢進すると動悸、手の震え、発汗、体重減少などの症状が出て、機能が低下すると倦怠感、意欲の低下、悪寒、体重増加などの症状が出ることがあります。

また、ウイルス感染などを契機に一過性に機能が亢進するような病態や甲状腺のしこりから甲状腺ホルモンを産生し、機能亢進させる場合もありますので、それらを鑑別し検査・治療を行います。

診断に苦慮する場合や治療で改善しない、治療薬で強い副作用が出る場合には外科治療や放射線治療が必要になるため専門病院へ紹介させていただきます。

オンライン診療

現在準備中となります。

オンラインでの診療を行う場合には条件があり、条件に合い希望される方はオンライン診療を行っていきます。

オンライン診療の対象疾患

安定した糖尿病、高血圧症、脂質異常症やこれらを合併した肥満症、甲状腺疾患、睡眠時無呼吸症候群でCPAP治療を行っている方、栄養指導、発熱など感冒症状で感染拡大させる恐れのある方

*慢性甲状腺疾患の患者さまのオンライン診療に関しては診察時に診療方法の説明があります。
*オンライン診療が予定日に予約されていない患者さまはこちらからご連絡させていただきます。

オンライン栄養指導について

初回は対面での栄養指導となります。2回目以降は対面もしくはオンラインでの栄養指導が可能です。( 土曜日午前 )

予防接種・花粉症治療

予防接種

当院通院中の患者さまに限り(帯状疱疹ワクチンは除く)、下記の予防接種を行うことができます。

ご希望の方は、まずお電話(0476-20-1910)かメールにてご予約をお願いいたします。

肺炎球菌ワクチン

インフルエンザワクチン

花粉症治療

新しい花粉症治療薬で注射薬による治療法があります。既存の内服治療では改善しない場合には提案いたしますのでご相談ください。(準備中)