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健康診断で指摘された高血圧、実は睡眠時無呼吸症候群が隠れているかもしれません

秋になり健康診断や人間ドックのシーズンになりました。受検した方で高血圧を指摘されている方もいると思います。

 

高血圧は加齢によるもの、飲酒、喫煙、肥満などの生活習慣によるもの以外にも内分泌ホルモンの異常などでも起こります。さらに意外と知られていない原因として睡眠時無呼吸症候群があります。

睡眠時無呼吸症候群は喉の奥の骨格的な問題、鼻中隔が曲がっている、肥満による喉の奥が狭くなってしまうことが原因で気道が閉塞してしまうことで引き起こります。

夜間に無意識に呼吸ができなくなることで一所懸命呼吸しようとするため、主に体を刺激する神経である交感神経が刺激されることで血圧が上昇してしまいます。

放っておくと酸化亢進により動脈硬化が進行することで脳梗塞や心筋梗塞などの心血管イベントリスクが上昇、無呼吸がない人と比べて約3倍もリスクが上がってしまうと言われており注意が必要です。

起床時の頭痛や日中の眠気などは睡眠時無呼吸症候群のサインになります。また、不眠によるイライラ、そこからくる過食、代謝機能低下による肥満、心房細動などの不整脈リスクも上昇すると言われており睡眠時無呼吸症候群は全身疾患と考えられており注意が必要です。

 

当院では自宅で睡眠時無呼吸の検査できる機器を取り扱っておりますので血圧が高く前述した症状がある方はご相談ください。

HAL内科・糖尿病内科